ギター製造に携わっていた両親の影響で楽器や音楽に興味を持ち、ギターリペアからキャリアをスタート。Steve Vai、Joe Satriani、Steve Lukather、Pat Methenyなど数多くのアーティストのギターを製作。そして「自分の思い描くギターを作り、ヴィンテージのように銘器と言われるような製品をみんなに弾いてもらいたい」という思いから、2002年にオリジナルブランドとしてSugi Guitarを設立。愛機として末永く演奏するに耐えうる、木材、加工、塗装、セット・アッ プなど細部にわたるクラフツマン・シップをモットーに製作を続けている。

1961年長野県生まれ。中学からギターを独学、バンド活動に傾倒し、高校卒業後ミュージシャンとしての道をめざし上京するが、もう一つの興味として持っていた楽器製作という道を選択し、長野県内工房にて楽器製作を学ぶ。その後、楽器店勤務やアメリカ西海岸某工場でのリペア、メンテナンス業務を経て1985年に有限会社ティーズギターを立ち上げ、カスタムギター製作とリペアを主体にした業務を始める。2003年には日本国内では初めてとなるBuzz Feiten Tuning System公認ショップとなる。

1981年生まれ、宮崎県出身。中学生からギターを弾き始め高校生の時にギターの構造に興味を持ちはじめ、高校卒業後に国立音楽院ギタークラフト科に入学しギター製作を学ぶ。2001年に現在の飛鳥工場の前身であるHEADWAYに入社。木工加工をメインに担当しレギュラーモデルだけにとどまらず、特注品やイベント用ワンオフモデルを制作する飛鳥屈指のビルダーである。

1961年長野県生まれ。高校在学中にロックとギターの洗礼を受ける。ギタリストとして多様な音楽に触れる傍ら、カスタムギターにも興味を持つ。高校卒業後はクラフトマンの道を志し、かつて松本市にあった原山ギター製作所の門を叩く。業界屈指のクラフト技術と材を見分ける目を持つ師のもとで8年間修行し、数多くの国内外の有名メーカーの製造に携わる。1987年に「最高の音」、「こだわりの技術」、「こだわりの材」、「こだわりのパーツ」をモットーにRed House Guitarsを設立。卓越した技術は評判を呼び、 いつしかその技術と実力は業界でも知られることとなり、有名ミュージシャンの機材のリペア・調整・ネック製作をはじめ、厳しい品質規格で知られるSadowsky MetroLine生産拠点の一つとして活躍する。

長野県出身。高校卒業後ギタークラフト専門学校を経てメーカーに就職。プロの現場を学んだ後に、 独立してツバサギターワークショップを立ち上げる。初期は自宅工房で手作りによるギター制作、 リペア等を行っていたが品質向上と製造誤差の縮小目的に、2016年から工場を取得しNCルーター、塗装ブース 等の設備を導入。2020年からはピックアップの自社製造を開始し、ツバサブランドのギターに搭載し 一般リリースに至る。

1976年生まれ、福島県出身。高校在学中よりギター工房設立を志す。ESPミュージカルアカデミーギタークラフト科卒業後、松本市のヘッドウェイ株式会社に入社。有限会社飛鳥への異動を経て、退職までの22年間、サンプルモデル、フルオーダー、OEM、特殊モデル等の製作から自社ブランド開発に至るまで、多くの役割を兼務。特に専門的な知識が必要とされる設計力とアイディア力に磨きをかけ、プロミュージシャンや関係各社の信頼を得るビルダーに成長。前職で養った幅広い技術をベースに、ソリッドモデルから箱物まで柔軟に対応できる工房を目指し、2020年にSuzukaGuitarDesignを設立。オリジナルモデルは、全て「心で鳴ったと感じる音」を目指して開発。目標とする「音」に対して必要なアプローチを最重要項目とし、「シンプル」「ナチュラル」「親しみやすさ」をコンセプトとしている。

1981年生まれ、下伊那郡松川町出身。東京で楽器製作・指導を経験したのち、生まれ育った下伊那郡松川町にギター工房「OGI FACTORY」をオープン。実家でもあるりんご農園「大丸屋農園」に併設。実家のりんごの木を使用したギター製作にも着手し、地元に根付いたギターを生み出す。ギター製作だけでなく、エフェクターの設計・製作も行い、南信州で唯一の総合的ギター工房を目指す。

1957年生まれ長野県東筑摩群出身。2006年ブランド設立。
大手ギターメーカーで約29年勤務、開発/設計/製造に尽力する。
機械に頼れるところは頼ることにより生産効率を上げ、個人製作家としては異例の月産本数を誇る。
強度と音のバランスにおいて一番完成度が高いと考えていることから
製作するギターの9割でラティス(格子型)ブレーシングを用いるのが特徴。

1975年長野県小諸市出身。1999年製作家デビュー。
「見た目だけでなく、音色も純和風のアコースティックギターがあってもいいのでは？」そんな問いかけを自らに発してギター作りに励む。製作家。アメリカの大学及びカナダのギター製作学校を通算すると約4年近くの海外留学を経験しているが、そこでの経験で"日本"を強く意識した作風になったという。最終的に「日本の音」がするギターを目指している。パッと見はシンプルなデザインだが、目を凝らして細部を観察すると実に手の込んだ作りとなっている。Xとファンを融合させたブレーシングや、スパニッシュ・ネック・ジョイントはいずれもDAISAKU GUITARS固有の技法となっている。

一流のギタークラフトマンは加工技術そのものだけでなく、状況を俯瞰する視点、柔軟な発想、その発想を形にする実行力も持ち合わせているものです。2002年から本格的にギター作りの道に入った安井雅人は、飛鳥チームビルドシリーズにおけるチームの実質的なリーダーとしてその力を発揮。現在はこのシリーズと平行して、自身のカスタムモデル制作も行います。
その手から生み出されたギターは、百瀬のそれとは違う、「次代のヘッドウェイ」とも言うべき気迫に満ちています。

1972 年7月12日生まれ、大阪府枚方市出身。高校時代にエレキ・ギターを始め、 卒業後にキャットミュージックカレッジ専門学校へ入学し、ギター作りの基礎を学ぶ。 同校を卒業後、92年にモーリス楽器製造へ入社。まずは塗装部門に配属され6年間を過ごし、 続いて木工部門でボディ作りを5年間担当したのちに、手工部門へと配属。 現在は取締役専務を務めつつ、ルシアーメイド・シリーズやミュージシャンへのワンオフ・モデル、 各種プロトタイプの製作に従事している。（リットーミュージック『にっぽんのギター工房』より引用）